| [ 『季刊 武術』掲載記事インデックス 1996年夏号 ] |
|編集|
|
他派との比較を通じて
戴氏心意拳が伝承されている山西省祁県と三体式形意拳が発展した太谷は隣接していて、系統的にも同根の武術であるが、多くの次元で異なる点が多い。中国だけではなく世界中に伝播されいる形意拳に関しては多くの発表がなされているが、戴氏心意拳との比較はほとんどされていないので、両者の関連性と違いで理解しやすい部分を挙げてみる。戴氏心意拳の技術における特徴が理解しやすいと思う。言うまでもなく、優劣を論じることが目的ではない。
形意拳は三体式(後屈立ち)を、心意拳には三体式はなく弓歩(前屈立ち)を打撃の基本把式に用いる。【勁道の相違】
五行拳は両方に存在するが、形意拳では初歩の基礎で、心意拳では戦術の基本(核心)として四把・十大形の後から学習を開始する。動作等も異なる。【技術体系の相違】
敵に相対する場合、形意拳の構え(出勢)は三体式を用いる場合が一般的に理解されているが、心意拳は構えがなく、無構え(無極)を用いる。【間合い・戦術の相違】
攻撃に用いる箇所は、形意拳は悄節(上肢でいえば拳)を主とするが、心意拳では三節(上肢では拳・肘・肩)とも使用する。拳種(手型・手の内)も異なる。【間合い・勁道・武器の操法の相違】
# xinyi : Jun 25, 2005
a>
